逆行した2人と刀剣達は異世界に召喚された６ (ページ3)

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虹空553 ページ3

［Noside］

「あはは、またそれ？いくら死ぬ気の炎を使っても、それじゃあ、私のアザンチウム製の装甲は砕けないよぉ～」

ミレディはやはり余裕の態度だ。周囲の浮遊ブロックで妨害しようともしない。

「知っている！」

ハジメの言葉と共にシュラーゲンからスパークが走り、憤怒の炎を纏い電磁加速されたフルメタルジャケットモドキがミレディ・ゴーレムの胸部をゼロ距離から吹き飛ばす。

轟音と衝撃にミレディ・ゴーレムが弾かれ吹き飛ぶ。

それから、シュナイデンでミレディ・ゴーレムに突き立てて離れないようしていた香織が光晴の炎を纏わせたリヒトとブリッツの残弾を全て連続でハジメのシュラーゲンで砕いた胸部に向けて発砲した。それにより、確実に傷ついている。

そして、その間に前回のように離脱したりはしなかったハジメがアンカーを巻き上げると、そのまましがみつき、義手を砕けたミレディ・ゴーレムの胸部に押し当て、内蔵されているショットシェルを撃ち続けた。

激しい衝撃が更にミレディ・ゴーレムを吹き飛ばし、背後に浮いていた浮遊ブロックの上に叩きつけた。

「こ、こんなことしても結局は……」

「「師匠/カエデさん！ヨミさん！スクアーロさん！ユエ！」」

ミレディの言葉を無視して、ハジメと香織がカエデとヨミとスクアーロとユエの名を呼ぶ。すると、跳躍してきたカエデとヨミとスクアーロとユエがそれぞれ、匣を開匣したり、魔法を発動したりした。