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大空485 ページ18
Noside
「……まぁ、平和な暮らししていた連中にとっては、いきなり血生臭いところを見せたというのも事実だし別に気にしてねぇよ」
シアとカムが代表して謝罪するが、ハジメは気にしていないとそう言った。
「(この世界から召喚されたときから遅かれ早かれ来ると思ったが、とうとうハジメに人殺しをさせてしまったか……)」
それはハジメに人殺しをさせたことだった。
戦争に呼ばれた時点でいつかは来ると思っていた。
そして、この世界の真実を知って、その可能性はより確実になった。
しかし、峡谷の階段で帝国兵が居座っていたらどうするかの話をしたとき、ハジメが自分がやるって言った。
これからの戦いには綺麗事だけでは生き延びられないことを知っていた。
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