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大空417 ページ12
南雲ハジメside
「ハジメ.......」
ユエが自分の手を握りながら心配そうに見つめてくる。
そんなユエに俺は笑って、ゆっくりと頭を撫でた。
「心配すんな、絶対師匠は帰ってくる。だから、こいつを隠して反撃するぞ。起きた時には師匠を倒して驚かせてやろうぜ！」
「........んっ！」
「ヨミさん！香織！師匠を頼む！！」
「はい！！」
「任せて！ハジメ君」
ユエはキッと決意を固めたように返事して師匠の治療をしているヨミさんと香織にも話しかけた。
「行くぞ！」
「ん！」
背後の仲間を守るため、生きるため、地上へ帰るため、俺とユエは最大の強敵へ走り出した。
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