逆行した2人と刀剣は現世へと向かうようです３ (ページ45)

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虹空235 ページ45

［山姥切国広side］

俺は布を外し左腕の袖をめくると…宗三が言ってた通り腕の色が変色していた。
俺は外から回って厨の中を覗く。

「…主、少しいいか？」

「あら、山姥切…て、その腕どうしたんですか！？」

「兄弟、その腕どうしたの！？」

兄弟が腕を掴んできそうだったから慌てて止めながら狭間…生徒の1人が落とし穴に落ちそうになった事と自分が下敷きになったから相手は怪我がないことを伝えた。

「そうですか…夕飯の支度はほとんど出来てますし彼らが戻ってきたら夕飯にするつもりでしたので手入れ札を使いましょう。後はお願いします、燭台切」

「OK、任せてよ。奥方」

「…主、俺もついて行こうか？」

「大丈夫ですよ、大典太」

俺は主と共に手入れ部屋へ向かった。
今日の夕飯は歓迎会も兼ねてるからかなり豪華になりそうだな。未成年者だからお酒はない宴会か…有りだな。