逆行した2人と刀剣は現世へと向かうようです３ (ページ40)

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大空232 ページ40

鶴丸国永side

「よう、俺は鶴丸国永だ！！三日月達と同じく平安時代の太刀だ」

「今度は、伊達組か…」

その山姥切の言葉に潮田渚と言ったか？質問をして来た。

「伊達組ってことは…伊達政宗に関係があるんですか？」

「まぁ、そうだな…俺達は伊達家に伝来していた刀だ。俺は伊達宗基が明治天皇に献上するまで、伊達家代々の当主に継承されていたんだ。俺欲しさに墓まで掘り起こした奴もいた…」

「鶴さん…僕は燭台切光忠…青銅の燭台だって切れるんだよ？元の主は、伊達政宗公さ」

「俺は、太鼓鐘貞宗！！長く伊達家に在った短刀で伊達忠宗公が所持していた短刀なんだぜ！！次は伽羅の出番だぜ！」

伽羅坊の出番か！！
さーて、どんなことを話すんだ？

「…大倶利伽羅だ…語ることはない…」

「もう伽羅ちゃん！！伽羅ちゃんは昭和初期まで伊達家に伝来していたんだ。ずっと、伊達家に居たんだ。」

「こんなので良いのか？山姥切？おっ、左文字兄弟が来たな？」

「江雪、もう大丈夫なのか？」

「えぇ、きちんと手入れをして頂きましたので…」

「次は、左文字兄弟がやればどうだ？」

俺は、イタズラ顔をした。