逆行した2人と刀剣は現世へと向かうようです３ (ページ23)

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虹空224 ページ23

［山姥切国広side］

「だが、あんた達は有名な武将に持ってもらっていた名刀じゃないか。
俺は本歌の写しでよく偽物と言われたり、比べられたりした。あんた達ほど有名じゃない」

「そんな事ありませんよ、山姥切」

「…あー！もう！！
とりあえず全員、使われたりした主の話をすればいいじゃねえか！本丸に連れて行けば過去の主自慢をしたい他の奴らが突撃してくるだろうし」

厚の言う事に俺達は、目から鱗といった感じになった。確かに…今の主だけではなく俺達を使ってくれた主達の話をしたい奴が多いはずだ。

それに写しという事を分かってなさそうだからな。
本歌と一緒に刀について色々教えるのも面白そうだ。

「殺せんせー、あんたが言った歴史の授業…引き受けようと思う」

「本当ですか？国広君、ありがとうございます」

「…ただ、教えるだけはつまらないからな。主の許可を貰ってお前達を本丸に招待してやる」