虹空214 ページ3
［山姥切国広side］
「ポニーテールと男前は左前列へ前進！！バイク好きと世話焼きも左前に2列進めます！！仏教は右前に2列前進！！
最近、竹林君イチオシのメイド喫茶に興味本位で行ったらちょっとハマりそうで怖かった人とそれに同行した人！！攪乱のため大きな音を立てる！！」
「うるせー！！何で行ったの知ってんだテメー！！」
「兄弟に内緒にしてたのに言われた！！」
二次元について詳しく教えてもらっていただけなのにっ！！後、寺坂が飯を奢ると言ったからついて行っただけだ！！
「(う…うおお…誰がどいつでどこにいるのか全然分からなくなって来やがった！！
しかも…死角を縫って確実に距離を詰められてる！！特攻覚悟の近接戦に持ち込まれたら厄介だぞ。
早く千葉って奴を特定しねーと！！)」
「…さて、いよいよ狙撃です千葉君。
次の先生の指示の後…君のタイミングで撃ちなさい。
速水さんは状況に合わせて彼の後をフォロー。敵の行動を封じる事が目標です。
…が、その前に表情を表に出す事の少ない仕事人ふたりにアドバイスです。
君達は今、酷く緊張していますね。先生への狙撃を外した事で…自分達の腕に迷いを生じている。
言い訳や弱音を吐かない君達は…｢あいつだったら大丈夫だろう｣と勝手な信頼を押し付けられる事もあったでしょう。
苦悩していても誰にも気付いてもらえない事もあったでしょう。
でも、大丈夫。君達はプレッシャーを1人で抱える必要は無い。
君達2人が外した時は人も銃もシャッフルして…クラス全員誰が撃つかも分からない戦術に切り替えます。
ここにいる皆が訓練と失敗を経験してるから出来る戦術です。
君達の横には同じ経験を持つ仲間がいる。安心して引き金を引きなさい」
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