大空057 ページ37
Noside
「通信機で話を聞いた限り隼人達もペナルティを受けてるみたいだけど、あの子達の事だからもう終わっているわ」
「うん、でも私も守護者として行く。それに雷の子が泣いていると思うし」
泣くどころか溺死仕掛けていたが、クロームの知る話ではない。
「どうして指輪をねらうのだろう? 泥棒の人は炎の事を知っている?」
「指輪自体が年代物で桁違いの価値があるから狙われない事もないけどね」
「(あれ? 確か指輪は年代物だけど価値はないって言ってなかったか?)」
ディーノが話をしてくれた時は確かそう言っていたはずだ。
そして気になったのはもう1つ、炎とはどういう意味だろう?
コナン達に気づかないクローム達 は話し続ける。
「でもキッドはただの泥棒ではない可能性があるわ」
「うん、ビアンキさんの毒の解毒剤を持ってたから何かはあると思う」
「!?」
コナン達は毒の言葉に目を大きく開く。
「ええ、私しか持っていないはずの解毒剤を一体何処で手に入れたのか気になるわ。この事は隼人達にも伝えないと」
「うん、暗殺部隊の人もいるから…」
クロームは無言で頷き、2人はそのまま会場の方へと姿を消した。
ビアンキ達が通り過ぎて少しした後、コナン達は柱の影から出る。
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