大空052 ページ27
Noside
「ツナお兄さんどうしたの?」
顔を真っ青にするツナに気が付いたコナンが声をかける。
「何でもないよ。 気のせいだったみたい」
ツナは笑顔を見せて言うが、少し顔が引きつっていた。
「沢田さん、体調が悪いのでしたら部屋でお休みになられては?」
「ヨミ、そうもいかないよ。アイツの言うこと逆らったら酷い目に合うし、それに…(今回もランボに容赦ないペナルティを出すに決まっている。それに…ヴァリアーのレヴィにも…)」
ツナ達はリボーンの指示により会場に居続けている。
止まされている理由は勿論、獄寺達と同様に指輪を盗られたランボとレヴィのペナルティだろう。
クロームは嫌いなパイナップルを大量に食べさせられ、獄寺は鮫を10匹も倒さなければならないお仕置きを受けていた。
ボンゴレとヴァリアーの雷にはどんなペナルティを受けるか考えるだけで頭が痛くなる。
このまた医務室に行ってもランボが気になって休めないだろうと、深いため息をする。
クロームは命がかかってない分、まだ優しい方のペナルティだった。
だが男には容赦ないリボーン。
それに加えてイラつくムカつくと毛嫌いしているランボとレヴィだ。
どんなペナルティなのかを考えるだけでも恐ろしい。
「(ランボはまだ子供なんだから、少しは許したっていいのに……)」
子供の単語にハッとコナンと灰原の方を見る。
「って、コナン君、哀ちゃん何で居るの!? 」
堂々としていたため全く気にならなかったが、会場に入れるのはリボーンに呼び出されたツナ達だけである。
慌ててコナン達に会場から出る様に注意する。
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