大空051 ページ25
Noside
「ねぇ、ビアンキさんがキッドに投げてたのって何?」
コナンが恐ろしくて聞けなかった事を遂に訪ねた。
そんなコナンに対し、ビアンキはサラッと答えた。
「私の手料理よ」
「(食べ物だったのかよ! と言うかこの人)」
コナンはビアンキを恐ろしいものを見るよう見る。
「(人を倒すのに使っている料理を弟に食べさせていたのか)」
煙を立てる料理の残骸を見ながら獄寺の姉に対する、あの様子に納得するコナンだった。
でも武器に使う料理と、人に食べてもらう料理が同じな訳がないと思った。
が、獄寺の様子を見てその考えは否定される。
獄寺に同情しているとコナンは、ビアンキが床に落ちている空き瓶を見つめている事に気がついた。
「(ビアンキさんあの瓶を見てどおしたんだ?)」
「ビア…」
「わぁぁぁぁ! ビアンキ、コナン君逃げて!」
コナンが瓶について訪ねようと口を開けた時、ツナの叫び声が響いて来た。
会場の扉の方へ向けば、不機嫌な雲雀がトンファーを構えながら歩み寄って来た。
「キッドは何処にいるの? まさか逃げたんじゃないよね?」
「そのまさかよ。 逃げられたわ」
ビアンキがそう教えると、キッドを咬み殺せれなかった事に怒った雲雀はディーノに八つ当たりをする。
その後、雲雀を落ち着かせるのに1時間ほど掛かったのは言うまでもない。
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ