大空018 ページ9
Noside
「ん? 俺の顔に何かついてる?」
「ううん。ただお兄さんもキッドが狙ってる指輪を持ってるんじゃないかなって思っただけだよ」
「えっ!?」
コナンの発言にツナはドキッとした。
何で自分も指輪持ちだと分かったのたろうか?と思考を巡らしているとコナンはニコリと笑う。
「その反応だと指輪を持ってるんだ」
「え、何でわかったの!?」
「お兄さんの右手の中指が少し細かったからだよ」
「え、中指?」
不思議がっているとコナンは話を続けていく。
「指が細くなってるってことは頻繁に指輪を付けてるんじゃないかなって思ったんだ。」
「たったそれだけで」
「ねぇ!お兄さんの指輪ってどんなの? 見せて」
「えっ!? ダメだよ!」
「えぇー!? 見せてくれたっていいじゃん!」
コナンが我が儘っ子のようにごねる。
「ちょっとだけでもダメなの?」
「ご、ごめん! 俺のはどうしても見せれないんだ」
「じゃあ理由を教えて、そしたら諦めるから」
「り、理由!?」
それは大空のヴァリアーリングと大空のボンゴレリングにはボンゴレのエンブレムが写っているからとは言えなかった。
「悪いな坊主、詳しくは言えないが、ツナが持ってる指輪は決まりで余り見せてはいけない物なんだ。だから我慢してくれないか?」
ツナに助け船を出したのは、ディーノだった。
「それにまだ挨拶も済ませてないから、坊主を何て呼べばいいかもわからない。先に自己紹介だけでも終わらそうな」
「は、はぁーい」
コナンは諦めた様子ではないが、ディーノの言う通り挨拶も終わらせていないため、素直に頷く。
それを確認したディーノは中森警察の方に向き直した。
「では俺から紹介します。右から沢田綱吉、獄寺隼人、ランボ、山本武、笹川了平、クローム・髑髏。この6人が指輪の所持者です。その後ろに控える可愛らしい3人のレディは彼らの友人の笹川京子、ハル、イーピンです。そして私は船の主催者、キャバッローネ社長のディーノでこいつらの兄貴分みたいなものです」
「俺たちは、ヴァリアー。まぁ、警備役だと思って欲しい。右からS・スクアーロ、ベルフェゴール、マーモン、レビィ・アタン、ルッスーリア。そして娘のミカで俺はカエデだ。」
ディーノとカエデが紹介すると各々各自でよろしくと言って警察の方々にお辞儀をする。
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