虹空031 ページ34
[Noside]
「…大丈夫ですよ、獄寺さんがこんな所で死ぬとは思いませんし」
「……予知か?」
「はい、獄寺さんが怪我をしていますがこの船に無事乗ってる姿を見ました。ミカ、心配しなくても大丈夫ですよ」
「それなら安心ですね」
ヨミ、ミカ、カエデがそんな会話をしている横で綱吉達は…。
「俺に任せろ!」
「山本!」
山本がそう言いながら持っていた時雨金時を握り締め獄寺を助けに行こうと海に飛び込もとした。
が、何処から合わられたのか分からない魚の網に捕まり海に飛び込めなかった。
「山本! だ、大丈夫!?」
網に捕まった山本の所に綱吉とコナンが駆け寄る。
「俺は大丈夫だが、これは何で出来てんだ? 時雨金時でも切ねぇのな」
刀でも切れない網に動けば動くほど、身動きが取れなくなり山本は苦戦する。
「沢田さーん! ご心配はいりません!!」
「獄寺君!?」
海の方を見れば、獄寺が叫びながら言った。
「俺は指輪を盗られたケジメとしてペナルティを受けます!必ずや鮫を倒し船に戻りますので安心して待ってて下さい!!」
「待つって・・、っ危ないっ!獄寺!!」
遂に鮫が獄寺を食わんと大きな口を開けながら近づいて来た。
「獄寺君!」
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