大空028 ページ29
Noside
「ディーノさん」
「ん、どうしたツナ?」
コナンと会話を終えたディーノに声をかけたのはツナだった。
「ディーノさんに船を止めろって言ったのはやっぱりアイツなんでしょ? 理由とか言ってませんでした?」
「俺も何も聞かされていないが、俺としては此処に船を長く止めたくはないんだけどな」
「えっ、どうしてですか?」
「ああ、それは…」
「船を止めたのは隼人のペナルティのためよ」
「!!?」
突然の第三者の声に、その場にいた全員が声のした方へ向いた。
「誰だ? あの姉ちゃん」
「とってもキレイ…」
ツナ達の前に表れた人物は、決して良い煙とは言えないのを発している物を乗せた皿を持つ外国女性だった。
歩美が言ったようにとても綺麗な顔の作りをしている。
20代に見えるが、外国人なのでもしかすると蘭達と余り変わらないのな年かもしれない。
子供達が女性に見惚れる中、ツナは驚いた声を上げる。
「び、ビアンキ!? 何で此処にいるの?」
「毒サソリか」
「ツナお兄さん、この人知っているの」
コナンはツナに目の前の女性は何者なのか聞く。
「う、うん。でも何でディーノさん、ビアンキもこの船に乗ってたんですか?」
ツナがそう尋ねるとディーノは横に首を振る。
「いや、俺も今初めて知った」
主催者のディーノすら知らなかった事にコナンは怪訝な顔をする。
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