大空022 ページ17
Noside
「おい、リングを取られた2人はペナルティだろ?」
「そうだった、指輪をキッドに盗られたら酷いペナルティがあるんだった」
「!?」
コナンたちはペナルティのことを知らないため意味が分からずキョトンとするが、ディーノ達はハッとする。
指輪を盗まれたことで抜けていたが、指輪を盗られたらリボーンの酷いペナルティ待っていた。
『リングは勿論だがマフィアとバレたら、ねっちょりしたお仕置きが待っているぞ。少なくとも夏休みにいい思い出が出来ねぇと思え』
ツナは真っ青な顔を更に青くする。
「ディ、ディーノさん! クロームと先輩はどうなるんですか!?」
動揺するツナをディーノは落ち着かせる。
「落ち着けてツナ、流石に女のクロームに酷いことは…了平は分からないが…」
「た、大変!」
応接室の扉を勢いよく開けて入って来たのは蘭だった。
「ら、蘭さん!? 何かあったんですか!?」
「ツナくん、お願いクロームちゃんを止めてあげて!私や皆が止めても指輪を盗られた罰だからって止めないの」
蘭の言葉でツナ達は現在クロームはリボーンのペナルティを受けていることが予想が出来た。
「クローム!」
蘭の話を聞き終わるか終わらないかでツナは走り出し部屋から出て行った。
ツナの後を追うように獄寺、山本、了平、ヨミ、ミカ、ディーノ、コナン、と続いて行く。
「クローム! 大丈夫…っ!?」
「…ボス…」
医務室に勢いよく入ったツナの目の前に広がる光景に息を詰まらせる。
「沢田さん! クロームの奴はどうし…」
「ツナ! クロームは無事…」
「クロームさん…」
ツナの後を追って来た獄寺たちも医務室の中の光景を目にした途端、言葉を失う。
まず1番最初に視界に入ったのはパイナップルだった。
何故にパイナップルがここに?と思っているとクロームの周囲は更に凄かった。
一口サイズに切られたパイナップルが乗る皿を片手で持ち、ベットの横に置かれなテーブルの上にはパイナップルで出来たジュース・パフェ・ケーキと様々なパイナップル料理がクロームを囲っていた。
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