大空021 ページ15
Noside
「沢田さんが持つという大空の指輪が写っていませんが何故ですか?」
中森警部が写真を返しながら大空の指輪ご写ってない理由を聞くとディーノは申し訳なさそうな表情を見せる。
「ツナの指輪にはその会社のエンブレムが刻まれていますのでお見せすることが出来ません。ご理解していただけれは幸いです」
中森警部は指輪の写真を返しながら頷く。
「わかりました。では何故頑なに話すのを拒んでいたのですか?」
「それはバレないためです」
「バレないため?」
それはツナが跡継ぎ候補という事だろうか?
でも何でバレたらいけないのだろう?
コナンが色々と考えているとディーノは話を続ける。
「まぁ、跡目争いが酷いと言えば良いでしょうか。現トップの方はツナに後を継ぐ意志がない限りは静穏な学生生活を過ごさせたいと仰っています」
「その言い方だとツナお兄さんに継がせる気なんだねその人」
歴代ボスに持たせる指輪を既に渡している時点でわかる様にツナは候補ではなく決定しているのだろう。
「そういうことでしたら詮索はしません。今後は我々も全力でご協力させて頂きます」
「ありがとうございます」
事情を理解してくれたことにより余り深く聞かない中森警部にディーノたちは感謝する。
「ねぇねぇ、カエデさん。どうしてボンゴレリングのことは喋ってくれたのにヴァリアーリングのことは喋ってくれないの?僕、知りたいな〜。」
「それ以上、喋るなよ…ガキ。うるせぇんだよ。子供らしくねぇいや、子供じゃないのか?」
カエデは拳銃をコナンの頭に突き付けた。
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