大空020 ページ13
Noside
「では話して下さるのですね」
ツナの承諾で話してくれる事になり、中森警部の不機嫌は少し和らいだ。
「ええ、ですが本当に言えない部分もあります。そして絶対に他言ないようお願いします」
「わかりました」
「おい、コナン! いつまであるつもりだ!こっからは大人の話しだ!」
「ええ!?」
小五郎が部屋から追い出そうとするのにコナンは抵抗する。
「待って小五郎のおじさん! 2つだけツナお兄さんとカエデさんに聞きたい事があるんだ!」
「何を聞くっていうんだ?」
別に何もないだろう。と言えば、気になることがあったの。とコナンは言う。
「毛利さん別にコナンくん達が居てもいいですよ」
ツナがそう言えば、コナンは嬉しそうな表情を見せ小五郎は不満そうな顔をする。
「いいんですか? 大人しく人の話なんて聞きませんよ」
「はい」
「はぁ…」
そう言われては小五郎もどうしようもないためコナンを部屋から追い出すのを止める。
「やったぁ! ありがとうツナお兄さん」
「どういたしまして。それで俺とカエデさんに聞きたい事ってなに?」
「ツナお兄さんとカエデさんって何かの次期社長か何かなの? 」
「えっ? 何でそう思ったの!?」
「……」
「だってクロームお姉さんがツナお兄さんの事をボスって呼んでたから、それに獄寺お兄さんもたまに10代目って呼んでるよね?それにスクアーロさんやベルさんもカエデさんのことを皇帝って呼んでるよね?」
この事に獄寺とベルは顔をしかめる。
スクアーロは顔に出てない。
そして通信機のピアスからリボーンとカエデの声が『獄寺ペナルティ3な』『ベル、カス鮫ペナルティ1だ』と無慈悲の声が通った。
「何かの跡継ぎじゃないとボスなんて呼ばれないでしょ?」
「あ、うん・・・まぁ、一応なんだけどね」
ぶっちゃけ継ぎたくないツナは何て言えばいいか分からず歯切れの悪い返事をする。
そんなツナに対しディーノは面白そうに笑う。
「本当に凄い推理力だな坊主。坊主の言うとうりだぞ」
「やっぱり!」
コナンは満足そうな顔を見せる。
ディーノは中森警部の方に向き直り話をする。
「こいつ、ツナは予告状に書かれていた俺の知り合いの跡継ぎ候補なんです。そしてキッドが狙う指輪は歴代のボスと補佐をする6人に渡されています」
「どうして、6人なんですか?」
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