虹空415 ページ36
[今剣side]
今回来た人間はとっても不思議な人達でした。
既に僕たちがいるのにこの本丸を助けようと動いている。
昨日も今日も朝からあたたかいご飯が準備されてふかふかの布団に入って夜は寝るものだと知りました。
安定が向こう側に着いたと言われたとき、僕達短刀はとても羨ましいと感じたんです。何故なら僕達短刀は元々守り刀として女性に多く使われてきました。
それに……愛染と僕が先に彼女の霊力に触れた時、前の主とは違ってとてもあたたかくて…まるで何かに包まれてるみたいだったんです!
他の短刀の皆も同じ意見なんですよ!だけど……
「今剣よ、何を見ている」
「岩融!…あのさにわたちをみているんです」
「……安定が向こうに着いたと聞いた時は嘘だと思ったがこうして見ると事実の様だな」
「とってもたのしそうですね!ぼくたちもいってみませんか?」
僕はそう言って審神者…いえ、主様の近くに行く口実を作ろうとしましたが
「それは駄目だ。もしかしたら全員操られてるかもしれん。もし、あの男みたいになったらどうする」
「でも……」
「この話は終いだ。俺は三日月達と対策を考えてくる」
部屋を出ていく岩融を見て少し怒りを感じました。それと同時にいい事を思いついたんです!
岩融達が主様の所に行かないと言うのなら行きたい人だけで行けば大丈夫だと!!
僕は早速、部屋を出て粟田口のみんなのところへ向かいました。
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