虹空412 ページ30
[Noside]
「人の名前と言うよりあだ名ですね、それとカスだなんて口が悪いので使ってはいけませんよ」
「あい、わかった」
「全く……カエデさん、三日月さん達の口が悪くなったらどうするんですか」
「知らねえ。勝手になるだけだろ」
「前世でも沢田さんに口が悪すぎて怒られてたじゃないですか!」
「今は関係ねぇだろ!」
「あります!短刀の皆さんが口悪くしたらどうするんです!!兄刀の皆さんが泣きますよ!」
「け、喧嘩…?」
「喧嘩しながら安定の手入れしてる…」
「器用だね…」
大和守安定の手入れが終わりヨミは刀を返した。そのタイミングを見計らって加州清光が大和守安定に声をかける。
「安定…」
「……黙ってて、ごめん清光」
「うぅん、気付けなかった俺も悪いから大丈夫だよ」
「でも……」
「…そんな顔してるとブスになるよ」
「はあ?うっさいブス」
「はぁあ?やんのかブス」
「おー、やってやんよ子猫ちゃん!」
喧嘩しそうな2人だけどその顔は明るく笑顔だった。
「フフ、私達の本丸にいる2人みたいですね」
「たまにどっちを愛してるか聞かれるけどな…」
「どっちも可愛いので選べませんけど…」
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