大空350 ページ7
NOside
荒くれ者の集団である妖精の尻尾はいつでもどこでも乱闘が起こる。
現にナツとエルフマンの戦いが始まったと同時に回りは歓声をあげ、どんどん人が参加していく。
ゴンッ
「ミラさーん!!」
「きゃああああ!!」
それを微笑ましそうに見ていたミラの頭部にビンが直撃。
そろそろヤバイかもと思い始めていたところで、強烈な渇が入った。
「仕事しろ」
「「「「「……」」」」」
あまりの威圧感に大騒ぎだったナツたちも押し黙る。
それを見てぽかーんとしていたとは反対に、レビィの頭の中ではある結論に至っていた。
「やっぱりこれしかないよね。7代目ギルドマスター、エルザ・スカーレット」
その判断には皆賛成しないわけがない。
この荒くれ集団を手懐けられるのは彼女くらいのものだ。
「ちょ・・・ちょっと待て・・・私がマスターだと?それは・・・」
「お前しか適任者はいねーだろ」
突然の任命にあわてふためいていたエルザさんにそう声をかける1人の男性。
「お前は・・・」
「えーと・・・あれ?」
「どこかで見たような・・・」
「誰でしょうか?」
「いや・・・うちのメンバーだ・・・だが名前が思い出せない?」
謎の男の登場に皆困惑している。
彼はそんなことなど気にするそぶりも見せずに話を続ける。
「この時を待っていた。みんなが再び集うこの時を。6代目マスターマカロフを助けられるのはお前たちしかいない」
そういった彼は以前評議院にいたドランバルトだった。
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