虹空365 ページ36
[Noside]
「ベルは強いぞ。アイツは自分の兄を殺した天才だからな」
「そうなの?」
椅子に座って酒瓶ごと酒を飲むスクアーロの周りに人が集まる。ブルーベルもスクアーロの近くに座ってジュースを飲んでいた。
「あぁ、そうだ。生意気なガキだが…腕は確かだ。……それで、今回俺達が戦う敵は?」
「うむ…そうだな。ワシの知る限りの事を伝えておこう」
マカロフ曰く
今回の敵の大将は皇帝スプリガン…ゼレフ。
その配下にいるスプリガン12。マカロフが1年間滞在している間会えたのは6人だけ
1人目、冬将軍インベル。ゼレフの参謀であり執務官である。その名の通り氷の魔法を使うと思われるが詳細は不明。
2人目、砂漠王アジィール。脱出時に交戦した砂の魔法の使い手。12の中でもかなり好戦的。
3人目、国崩しのブランディッシュ。好戦的では無いが国をも崩すという魔力の持ち主。物の質量を変える魔法を使うと思われる。
4人目、戦乙女ディマリア。魔法は不明、戦場を駆け巡った女神を通り名に持つ女騎士。
5人目、ゴッドセレナ。聖十大魔道序列一位、残念な感じだがその強さはマカロフも認める。
6人目、魔導王オーガスト。マカロフが知る限り別格、他の12とは比べられない程の魔力の持ち主。
聞いた話では古今東西のあらゆる種の魔法を使えて種類だけでいえばゼレフをも凌ぐと言われている。
残りのメンバーは名前だけを知っているらしい。
その名前はブラッドマン、ナインハルト、ワール…
そして、メイビスを中心に作戦会議が始まった。
ギルドから離れた場所では……
「カエデさん、私達もそろそろ参加しないといけないですよ」
「……面倒だ」
「アクノロギアも戦いに参加する未来も見えたんですからしっかりしてください!人間の姿のようでしたけど…」
「カス鮫やベル、ブルーベルがいるから多少は大丈夫だと思うがな…劣勢になったら動けばいい」
「もう……それならお酒飲むの控えてくださいよ」
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