虹空361 ページ28
[Noside]
「にゅにゅ!ブルーベルだってあんた達みたいな弱い奴助けたくなかったもんだ!!」
「なんだと!!」
喧嘩早い何人かが蒼髪の少女を睨む。すると……
「ブルーベル、喧嘩はダメですよ」
「その声…!」
「ヨミさん!!」
全員の死角となっていた場所に1年前と変わらない笑みを浮かべる成長しているヨミが立っていた。
「お久しぶりです、皆さん。今、私はこの場にいなくて幻術ですが…ブルーベル、任務の追加です。
このまま彼らの護衛、フェアリーテイルに着いたらマカロフさん達の命令を聞いてください」
「えー!なんでブルーベルが!?」
「ブルーベル?」
ヨミはニッコリと笑うとブルーベルは即答するようにやると言う。
溜息をつきながらヨミはマカロフと向き合った。
「今、私とカエデさんは別のギルドに所属しています。ブルーベルはそこのギルドの者です」
「カエデとヨミが立ち上げたギルドにブルーベル達は集まってるの!」
「「ギルド!!?」」
「なんて名前のギルドなんだ?」
「それは秘密です。しかし、この紋章を探せばまた会えますよ。……そろそろしないといけない事があるので失礼しますね」
一礼をしたヨミの姿が霧となって消え、フェアリーテイルのマスター救出作戦は成功した。
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ