虹空193 ページ42
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そんな中、残された参加メンバーはと言うと…別のゲームを用意されていました。
「マジックパワーワインダー！名付けてMPF」
「魔力測定器という所か」
「ご明察、この装置に魔力をぶつける事で魔力が数値として表示されます。その数値が高い順に順位を付けようと思います」
「つまり、魔力が高い奴が2位って事か」
「純粋な力比べかぁ…これはちょっと、分が悪いかな…」
「……フン、適当にやればいいだろ」
「カエデさんまた飲んでる…」
「飲み過ぎだろ、あの野郎…！」
「カエデらしいがな…」
そして、くじを引いた順でやる事になりました。
初めはマーメイドヒールのミリアーナさん、数値は365でした。
2番目はクワトロパピーのノバーリさん、数値は…124。
3番目はブルーペガサスのヒビキさん、数値は……95。
あの、2番目と3番目でいきなり順位が決まったようなものですが…大丈夫でしょうか？
4番目はレイヴンテイルのオーブラさん、数値は…え？4…ですか？
とてもウェンディさんやシャルルさんを襲えるような魔力じゃありません…。
オーブラさんはやり直しを効かないことをカボー君に言われていました。
5番目はセイバートゥースのオルガさん、数値は3825とかなり大きな数値を叩き出しました。
これは……カエデさん大丈夫でしょうか？昨日使った分が回復していると思いますが…
6番目はラミアスケイルのジュラさん、数値は…8544…
「あ、あの……どんどん数が大きくなってませんか…？」
「流石、聖十大魔道ね…」
「カエデの奴あれを越えられるのかよ」
「わ、私は信じます！元の世界でカエデさんはかなりのパワーの持ち主でした！だから、きっと…9000以上は必ずいきます！！」
私がそう言うとラクサスさんがニヤッと笑うように口角を上げて聞いてきたので私も笑みを見せて答えました。
「預言か？」
「預言です！」
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