逆行した2人は妖精の尻尾に所属します Part1 (ページ24)

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虹空184 ページ24

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試合が終わったと同時に私は観覧席から飛び降りてジュラさんとカエデさんの元へ。

「カエデさん、ジュラさん、大丈夫ですか！？」

「ヨミ…大丈夫だ。無事に勝ったぞ」

「それは見ていたので知ってます！怪我は？」

「俺は無い、こいつだけだ…」

「分かりました、失礼しますね。ジュラさん」

ジュラさんの手を優しく握り速く、そして丁寧に治癒能力を使い傷を治しました。…魔力もほんの少しだけあげましたけど…。

「おぉ……これは凄いな」

「生まれつきの能力なんです。何回も使ってますのでかなりの重傷じゃなければ何度だって魔力を使わずに治す事が出来ます」

「それは…他ギルドがその能力を欲しがるな」

「…ヨミ、あまり使うんじゃねえぞ」

「それはこっちのセリフですよ、カエデさん」

これで1日目の試合は終わりました。私達は5位、11ポイント獲得出来ましたが…Aチームが少し心配ですね。

「明日はどんな競技だろうな」

「預言しちゃいますね！明日は恐らく障害物リレーみたいなものかもしれません！ガジルさん、ナツさんが出ると思いますのでどうですか？」

「サラマンダーが出るのか…なら、俺が出る！」

「これで明日の競技選手は決まりですね！」

その夜、酒場に集まり惨敗パーティー？みたいなのをやりました。しかし……私は笑顔を見せながらも心の中で城から感じるとても悪いものを気にしてあまり楽しめませんでした…。