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虹空038 ページ31
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あとをつけてくる人の気配が見知った人だったので私は無視することにしました。恐らくカエデさんとミカも気付いてるでしょう
潮田さんから離れて歩いてましたが…女子が多いためなのかまた話しかけられました
「よう、お嬢達。女だけ？俺等とどーよ、今夜」
「あのねぇ、言っときますけど…(…矢田さん！)」
「お兄さん達かっこいいけど生憎今日は別のお兄さんの同伴なの。うちのお兄さんちょっと怖いから辞めとこ？」
矢田さんがそう言いながらカエデさんを指さすと男の人達は顔を真っ青にして去っていきました
「……やっぱ、カエデ先生凄…」
「俺が凄いわけじゃねえ。ヴァリアーの存在を恐れただけだろうな」
「そうですね、ヴァリアーの皆さんの個性もまた一癖ありますし…一番癖があるのはベルさんだと聞いてますよ」
「ちょっ、女王様それどういう意味？王子に喧嘩売ってる？」
やはり、ベルさんでしたか…それにしても嘘なのに簡単に出てきて大丈夫何でしょうか？
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