大空238 ページ36
代理戦争、四日目
【公園;vsイェーガー&バミューダ】
《リボーンside》
「っ………」
参戦したくて仕方ねぇ……。握る拳に力が入る。
アルコバレーノや各ファミリーの前で繰り広げられている戦い。
こっちで始まった戦いは、瞬きする度に目に映る景色が変わっていく。
時間稼ぎはちょっとしかできなかった。
始まって早々、XANXUSの右腕が切り落とされ、カエデは心臓と右腕を切り落とされて大腿を切られ、スクアーロの心臓が貫かれ、白蘭も内臓を貫かれた。
全部、一瞬だ。
血を流して倒れるXANXUS、カエデ、スクアーロ、白蘭。
骸、ヒバリ、ディーノはまだ立ってるが、イェーガー相手にどこまでいけるか分かんねぇ。
ヤベ―ぞ、ツナ……。
イェーガーには時計を壊すなんて頭はねぇ。迷わず命を取りに来てやがる……。
何か弱点はねーのか?
このままじゃ、ツナが来る前に最悪の画ができちまう……。
三叉槍を構える骸と鞭を構えるディーノ。
ヴゥン
バキィ!
イェーガーが骸との距離をショート・ワープで詰めた。
骸はギリギリで気づいて槍でガードしたおかげで、傷は浅いな。
ガッ!
更に攻撃を続けようとするイェーガーの手を、鞭で捕まえたディーノ。
ヴン………
「!」
ディーノの鞭に捕まった腕だけが残った。
腕だけ残して移動できんのか……!
ズバッ!
イェーガーの手が、ディーノの肩から腹にかけてを斬る。
なんて奴だ。
一瞬であれだけのことを……。
ギャッ……!
トドメを刺そうとしたイェーガーの攻撃を、チェーンが止めた。
「借りは返したよ。」
「恭弥!」
ロールを形態変化させたヒバリだ。
ギュン!
続けざまにトンファーのチェーンを振るうヒバリ。
ガッ!
イェーガーが腕で防いだ。
なんでショート・ワープしなかったんだ?
ヒバリの攻撃は避けれねぇのか?
もしそうなら、どうにかしてイェーガーを倒せるかもしんねぇ。
ディーノはあのケガじゃもう戦えねぇ。
血がだらだらと流れてる。
「あと、2人だな。」
「チッ……」
ツナ、早く来い……。
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