大空236 ページ32
カエデside
六道骸たちの戦いで白蘭と共に深手を負い入院を余儀なくされた。
『暇だ…それに…もう少しで代理戦争が終わる……』
この代理戦争が終わればもうやることはない。
これからは自由な時間があるがアルコバレーノの呪いは解けない。
生きる屍、復讐者になるか…死ぬかしかない。
ヨミ、お前はどうする気なんだ……。
カエデside終わり
XANXUSside
ヨミたちのチームは敗退した。
つまり、兄ちゃんも敗退したことになっていた。
残っているチームは…俺たちヴァリアー、六道骸のチーム、沢田綱吉のチーム、復讐者のチームだ。
「明日で全てが決まるのか」
そう呟き俺は酒を飲んだ。
XANXUSside終わり
沢田side
『第一この姿になった時から、ろくな死に方なんて期待してねぇ。』
『チェッカーフェイスを倒したら、オレたち現アルコバレーノはどうなるんだ?』
『死ぬね。』
代理戦争で優勝しても負けても、リボーンたちが復讐者となるか、いなくなってしまう……。
仮にバミューダと組んでも、バミューダが復讐を終えれば、アルコバレーノは消える。
どうしたらいいんだ……!
数日振りに帰って来た家。
「た、ただいま………。」
悪いことはしてないけど、思わず声をひそめる。
「おっ? おかえりー、ツナ。」
「げっ!」
どうしてか松葉杖をついてやって来た。
思わず靴を脱ぎ捨てて駆け寄る。
父さんたちは復讐者の闇討ちでボスウォッチを壊されたらしい。
お母さんにまで攻撃してきた復讐者。
それを庇って、父さんはケガをしたみたいだ。
「母さんは……?」
「病院だ。ケガはないから大丈夫だ。」
良かった……。
安心して大きく息をつく。
自分の部屋のベッドで横になる。
でも、寝れない。
目が冴えてる。
ずっと考える。
どうすればいいんだ………。
沢田side終わり
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