大空81 ページ24
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カエデside
「このアジトだって、敵にいつ見つかるか解らんのだ。早くて悪い事はない。」
「でも…なんか…こんなマフィアの戦争みたいなのに参加するって…俺達の目的と違うっていうか…」
『目的は入江正一を倒す事だろ？作戦と一致している。』
「でもっ…」
「それにだ！了平がクロームを連れて来た事で、俺が出した、最初の条件もクリアしたしな。」
「条件？」
晴れのアルコバレーノに言われた事が何の事か解らず、首を傾げた沢田綱吉。
「守護者集めっスよ、１０代目！」
獄寺隼人が沢田綱吉にそう答えた。
「えっ…あっ、そういえば！(なにげに全員揃ってるーー！？)」
獄寺隼人にそう言われ、いつの間にか揃っている守護者に気付いた。
「よほどみんなの日ごろの行いが良いんだなっ」
爽やかな笑顔でそう言った山本武。
「バカか！！能天気な言い方すんな！」
山本武から沢田綱吉に視線を移した後…
「ボンゴレの守護者としての宿命が、俺達７名を引き合わせたんスよ！」
『馬鹿馬鹿しい。笹川了平！』
獄寺隼人が何か言っているが無視して笹川了平に話しかけた。
「ふむ、なんだ。カエデ」
「この作戦は俺も参加する。理論はねぇな？」
「大丈夫だ。むしろ断るかと思ったからな。」
「霧の守護者が使えねぇ以上俺も出るしかねぇからな。晴れのアルコバレーノ。」
「なんだ？」
「ユニの事を頼む。ユニに何かあればあいつに殺されるからな…。」
「わかったぞ。」
『あぁ、皐月A、しばらく俺も修行する。何かあれば来い。』
俺はそういい部屋から出ていく。行き先はトレーニング室だ。
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