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大空79 ページ20

*



突如、目の前のモニターがブー、と嫌な音を立てた。
中央でリングの反応を示すその円を見て、作戦室ブリーフィングルームに集まった面々が色めき立つ。



「何だジャンニーニ」


「一瞬ですが、データにない強いリングの反応が……黒曜ランド周辺です」


「黒曜ランド!?」


『六道骸の根城か…。』



だが沢田綱吉は、敵かもしれないなというラル・ミルチの指摘に、「違う」と言い切った。



「ボンゴレリングを持った、クロームかも……!」


「ラルさん、私もそんな気がします」


「……超直感と巫女が言うんだ。ほぼ間違いない」


「やはりデータ不足ですね。レーダーに映った本物かどうか計りかねます」


「どうしよう……もしクロームだとしたら、こんなことしてる場合じゃ」



レーダー感応画面だったはずのスクリーンが、今度は警報とともに緊急暗号通信を映し出した。
コンマが並んでいるということは、暗殺部隊からの接触だ。



「カエデさん、まさか…」


『まず間違えねぇ…。』


「やはり暗号コードはボンゴレのものですよ。デジタル匿名も一致」


「じゃ、じゃあ……」



沢田綱吉がジャンニーニの報告に驚いたように目を見開いた。

そして、間を置かずに響き渡るは、ヴァリアーの鮫の大音声。


『う゛ぉぉおおい!! 首の皮はつながってるかぁ!! クソミソカスどもぉお!!』


『……うるせぇ、カス鮫』


「ふふ、お久しぶりです。スクアーロさん」



ユニは笑顔で微笑んだ。

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作者名:小町&五月雨 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年4月28日 19時

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