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突然ですが、私は今兵庫に向かっています。

体力測定後の連休に、小さい頃ピアノを教えてくれた黒田先生に呼ばれ、大学オーケストラを見に行く。
団員の人達とは先生を介して面識があり、優しい先輩達に会うのはとても楽しみである。


『やっと着いた…稲荷崎高校。』


長旅を終え、たどり着いた先は大学と同じ系列の稲荷崎高校だった。
大学の音楽室が改修工事で一時的に使えなく、今はここで練習しているらしい。


『(稲荷崎は吹奏楽強いんだよね)』


校門を潜り、先生に電話する。


『もしもし、三好です。着きました。』

黒「Aちゃん!長旅ご苦労様。悪いんやけど、そのまま体育館に来てくれる?」

『体育館ですか?音楽室じゃなくて』

黒「今日体育館貸してもらえる日でな、そっちで練習するんよ。」

『わかりました。今から向かいますね』

黒「頼むわ。まだ午前中やからバレー部練習しとると思うけど、上で見ながら待っといてな」

『はい。』


そういえば佐久早君達が稲荷崎はバレー強いって言ってたな。
ちょっと見るの楽しみ…!



体育館に着き、練習中の部員達を見る。
やっぱりバレー部って皆背が大きいんだな…
何故か女子生徒がちらほらいて練習の応援をしていた。
皆熱心だな…

「侑くんかっこええ〜」

「侑くん頑張って!」

黄色い声援を送る女子生徒達。
アツム君の人気は凄いようだ。

わ、金髪の人サーブ凄いな…
コートの後ろギリギリに入ったボールを見て思わず拍手してしまう。
それが聞こえたのか、金髪の人が振り返り目が合ってしまう。

「侑くんこっち見た!」

「聞こえたんかな!手振っとこ!」

なるほど、金髪君がアツム君なのか。
視線を戻すとアツム君はまだこちらを見ていたが、誰かに呼ばれたようで行ってしまった。

やっぱり佐久早君達の言う通り、素人の私でも練習を見て稲荷崎の強さが伝わった。


「今日の練習はここまでや!片付けた後は邪魔にならんよう各自ストレッチ忘れるんやないで!」

「「はい!」」

どうやら練習は終わったようだ。
いつの間にか黒田先生も体育館に来ていたので挨拶をしに向かう。

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設定タグ:佐久早聖臣 , ハイキュー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:にきい | 作成日時:2020年5月25日 23時

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