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*
ただひたすら走っていた私は駅に着いた
この場から去りたいがために急いで切符を買う
早々にホームに入り息を整えるが
『 っ……うっ…うえぇん…』
目から溢れてくる水滴と 胸の苦しさは容赦なかった
〜 ♪ 〜
突然鳴り響く着信音 画面には将洋と出ていた
『 …………もしもし ………』
将洋『 A!今どこいるんだ?! 』
息を切らしながら話す彼 もしかして走ってる?
『 どこにいたっていいでしょ 』
将洋『 さっきは…ごめん!叩いたりして… 俺…』
『 もういいよ…もう…いい… 』
私の心はどうかなってしまったのだろうか
愛しい彼の声を聞いても冷えきってしまっていた
将洋『 その音…駅か?!待って!今行くから! 』
『 …来なくていいよ。彼女のとこにいてあげて 』
将洋『 は?! 』
『 私は…もう一人で大丈夫だから。一人で…戦うから。さよなら… 』
将洋『 待てって!!俺はずっとAといるって… 』
『 そんな約束…とっくに忘れたよ! 』
ねぇ…本当はこんな事言いたくなかった
ただ感情の歯車が狂いに狂って
言いたいことと反対の言葉しか出てこない
本当は 好き 一緒にいたい 帰りたくない
ずっとそばにいたい 助けて欲しい
約束 忘れるわけないじゃん…
時間通り来た新幹線に乗り込む
こんな気持ちで帰るつもりなかったのに
最後にホームを振り返る…
走って気づかなかったけど、必死に守ったお守りは
どこかへ落としてしまったようだ
さようなら 大好きな人
今まで大切にしていた記憶とネックレスわ置いて行きます
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麻里(プロフ) - こんにちは、!主人公の気持ちになるととても辛いですけど早く柳田君と仲直りするといいですね! (2019年12月2日 13時) (レス) id: 5c1238f571 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - 初めまして。こんばんは!更新いつもの楽しみしております。お隣さんの柳田くん。めちゃくちゃ好きな作品です。大変だとは思いますが頑張ってください。応援しています! (2019年11月30日 22時) (レス) id: 66a7be7144 (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - こんばんは! マサさんが早く友里さんの性格と主人公ちゃんの気持ちに気づいてくれますように…( ; ; )更新楽しみにしております! 頑張ってください! (2019年11月30日 17時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。ヒロインに感情移入してしまい切ないですが、今後のふたりの展開を楽しみにしています(^^) (2019年11月30日 17時) (レス) id: cdd161f77a (このIDを非表示/違反報告)
ラブリー(プロフ) - 2人が幸せになれることを願いながら読んでます。笑笑 これからも更新楽しみにしてます! (2019年11月28日 8時) (レス) id: 6f5f3c707a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるき | 作成日時:2019年10月24日 17時