お隣さんの柳田くん。

▽ ページ27

*

あの春高で 柳田将洋 という人物がどれだけの人に、
記憶に、焼き付けられ 衝撃を受けたのだろう…


《 エース柳田のアタックが決まったぁぁぁぁ！！》



『 …………うっそ……… 』



《 東洋高校！春高優勝です！！ 》



目の前であの光景を生で見てしまった私は
空いた口がふさがらず 心臓が飛び跳ねていた

だって、記憶にあるマサと 全く変わってたから

パワーもスピードもジャンプ力も何もかも…
感情をあまり表にも出さなかった人なのに



咲那『 ちょっと！あんたの彼氏！やばいじゃないの！！！ 』

『 いや彼氏じゃないから。幼馴染！ 』

咲那『 幼馴染で髪の毛セットを してくれたりネックレスお守りにくれる人いると思う？！あたしは珍しいと思うんだけどなー！あー！ 』

監督『 こりゃ幼馴染の枠を超えてるな。』

『 ちょっ 監督まで… 』



胴上げされてるマサはすごく嬉しそうで

とっても とっても輝いてた

おめでとう… 努力がお互い報われた

こんなに嬉しい日 久しぶりだよ



〜



表彰式で 男女優勝両校に優勝旗が渡された


受け取ったのはキャプテンの私とマサ

写真を沢山のメディアの方々に撮られる

フラッシュが眩しいし マサの隣にいるのが

なんだか照れくさくて変に撮影されてないか

とても心配だった( 顔が熱かったな… )




*

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