39 ページ39
部屋に戻って少し
有言実行でシャオロンはくっついたまま抱きついて温めてくれていて、その上から一枚毛布をかけている
そんな時、寝ていた彼は動いた
険しい顔をしてからモゾモゾとしている
「シャオロン、台所からお水持って来てもらえる？」
シャオロン
「任せとき」
静かにだが素早く台所へ向かってくれるシャオロン
それからすぐに目の前の人は起きた
？
「ッ……！！！！
えっ、と…」
「体調は？」
？
「…大丈夫です」
電気をつけてチラリと時計を見れば21:30
「ん、ならよかったです
ちょっと待っててくださいね」
？
「あの、此処は…？」
「……まず、記憶あります？」
サッと青い顔をする男性
覚えているのか、ありもしない仮説を立てたのか
？
「この度はご迷惑をお掛けしまして…誠に申し訳ございませんでした…
貴女の、御自宅でしょうか」
随分礼儀のなってる方だな、と印象を受ける
頷いて、当時の状況を説明する
病院は嫌だと首を振ったので家に連れ帰って寝かせていたこと
あと、失礼ながらマフラーや眼鏡、携帯などは近くのテーブルに纏めて置かせてもらったこと
シャオロン
「水持ってきたで〜
あ、やっぱ起きてるな、大丈夫そうなん？」
「本人は大丈夫って言ってるけど、見た通り帰り道でまた倒れそうな顔はしてる」
そんな顔してるか？と思ったのか知らないが
ぺたぺたと自分の顔を触っている光景は面白い
そっと持ち上げて眼鏡を渡せば、お礼を言って眼鏡をかける男性
トントン
「えっと…自分は桃瀬豚平です
名前聞いてもええですか」
シャオロンがハッとした顔をした
シャオロン
「アンタ、生徒会に誘われたのに断固拒否した先輩やん」
トントン
「…ぇ」
シャオロン
「いや、俺は生徒会ちゃうぞ？
けど生徒会は結構安泰に近いから断る奴なんてそうそう居らんくて結構話聞いたわ」
それについて桃瀬さんは苦笑するばかりだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白瀬妖(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます、直させていただきました！ (2021年3月27日 13時) (
レス) id: 33f684726d (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - 敬語は無しが敬語話になってます(50話)…(小声) (2021年3月27日 11時) (レス) id: b8583e168a (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - ぐっっ好き…………白瀬妖様のヤンデレほんとに大好きです……(軽々しくお名前お呼びしてすみません)ヤンヘラとか私得過ぎる……これからも頑張って下さい！！！ (2021年3月22日 18時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
×あるふ×(プロフ) - アヤの思考？が、とっても好きです！楽しい小説をありがとうございます！応援してます！ (2021年3月22日 17時) (レス) id: e66d97e686 (このIDを非表示/違反報告)
音ぅ(プロフ) - わぁー！！ヤンデレ好きです！！！ (2021年3月20日 11時) (レス) id: 5edc641ad4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
