僕のｵﾖﾒさん (ページ14)

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②

Aおじゃましました。また来るね、ありがとう

Aからのそんなメッセージに悲しくなってる。

あ、今日帰ってもAおらん。

数日前まで当たり前だった光景が、途端に寂しくなる。

物が散乱してる部屋に1人。

ソファーに寝転んでテレビを見る。

丸「会いたい……」

大きいため息が出る。

もう夜も遅いし寝てもてるかな？

僕の次のお休みはいつやろ……次はいつ会えるんやろ……

すぐにでも会いたい……

『はい。』

丸「え？」

『え、何？』

丸「…Aの声する」

『そりゃあ、スマホに電話したら本人出るよね』

丸「あれ？僕今電話した？」

『したよ？ふふ、無意識だった？』

丸「会いたすぎて……知らんうちに電話してもうた」

『重症だね。』

丸「もう寝てた？」

『ううん、今仕事終わって会社出たとこ、

……り、りゅうへーは？』

まだ慣れてない呼び方。

戸惑うAに戸惑ってる僕。

丸「僕はダラダラしてるところ」

テレビ見てる

『ほんとだ、声聞こえる』

少しだけ喋って、Aがそろそろ車に乗って帰るからって言って通話終了。

『じゃあね、おやすみ』

丸「うん、おやすみー……呼び方、ありがとう」

『え？あー、うん。』

寂しいけど、明日からも頑張ろ。

…