第11話 ページ11
階段を上がり審神者部屋に近づくに連れて綺麗になっていく。
彼女、朱里の部屋は最上階らしい。
部屋の前につくと加州がノックをする。
「主、今大丈夫…?」
そう言うと部屋の中から
「入っていいよ。」
との一言だけ帰ってきた。
『失礼しま〜す。』
私はちょっと頭を下げて会釈しながら入る。
鼻に甘い香水の匂いが香り立つ。
初めて見る朱里はとても審神者と思えないほど派手な格好をしていた。
真っ黒な髪をツインテールで結び紫の花の髪飾りを頭に散らしまるで花魁のように気崩した着物は夜の女王を思い出す。
しかしそんな彼女は顔が微妙だった。
(服と化粧で誤魔化してこれか…。可哀想に。)
『本日からこの本丸に見習いとして派遣されましたA と言います。分からないことばっかだけど教えて下さい。お願いします。』
そう言うと、いきなり鼻で笑われた。
「はぁ?見習い審神者なんて聞いてないし。そもそもなんで私のところなのよ。出てっていってくれない??」
『政府の方に言われたもので…。でも、戦績がとてもいいと聞きました。霊力も高くとても美しい容姿の優しい審神者様と政府の方が言っておりました。』
「ふ、ふぅん。ま、見習いぐらいならなんてことないわ。せいぜい邪魔しない事ね。」
『はい、ありがとうございます。』
(ちょろいぜw)
勿論お世辞の口からでまかせである。
正直口が裂けてもそんなことないとは言えない。
…まだ。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時