【刀剣乱舞】ブラック本丸反逆軍を作ります。

第25話 ページ25

安定にとって仲間とは自分より大切な存在なのだ。
どれほど仲間が大切なものか新撰組の彼らを見て学んでいるのだ。

「あぁ、宗三は大切な仲間だ。でも、もう、弟達が目の前で、殴られるのは嫌なんだ！」

「それをっ！救ってくれるのがっ！A なんだよ！約束してくれたんだ、皆を助けてくれるって。」

「たす…ける…？」

驚いたように目を開かせて本体を落とし動きを止める。

「お、とうとたちも…？兄貴達も…？」

『その為に今動いてるんじゃん！』

と堂々と胸を張る。
そう言うと薬研は壊れたようにボロボロ泣き、

「でも、折ってこなきゃ弟達が…。」

『私に秘策があるんだよー！』

「「え？」」

宗三を手入れし終わったA が悪知恵を公表する。

『まず、私の体のどこかを宗三に切らせます。』

「「「…はぁ！？！？！？」」」

『そして薬研に連れられてこう言います。』

『宗三さんを手入れしようとしたんですけど鎖を外そうとした瞬間切られました…！！！』

『そうして、宗三の刃の形で切られたことが分かれば本当だと思われどっちも助かります。だって、助けてることがバレなきゃいいんでしょ？』

と何事もないようにいう。

「でも、お前は女だろ！？怪我してもいいのかよ！」

『お気遣いありがとう！でも人間死ななきゃ大丈夫だし薬研は治療とか得意なんでしょ？』

そう言うと薬研は顔をしかめる。

「でも…！」

「A がそう言うならいいんじゃない？それに1番まともな考えそれ以外に思い浮かばないし。」

「傷も治ったので軽く切ることも出来ますよ。」

「宗三まで！」

「貴方は僕を折ろうとしたこと謝ってから話しかけてください。」

「…すまねぇ。」

「次こんなことしたら僕が貴方を折って差し上げます。」

「あぁ…。」

無事仲直りをした二人を見てA と安定は顔を見合わせ笑う。

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