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第15話 ページ15

「まずは打ち粉、そう、その白いポンポンを用意します。そしたら気づ付いた本体を取りあげてその打ち粉を傷付いたところにポンポンします。コツはその時に霊力を流してあげるんだよ。」

『こっ、こう?』

「やり方はあってるんだけど霊力がこもってないんだよねー…。俺、審神者じゃないからそのへん教えてやれないや。」

ごめん、と悲しそうな顔をした彼に

『大丈夫!!ほら!?自称案内ナビゲーターこんのすけもいるから!?』

おーい!こんのすけー!と呼ぶと、どろんっ!という音とともに小さいキツネが現れた。

「お呼びでしょうか!A 様!」

『あー、霊力の込め方を教えて欲しいんだけど…。』

「ややっ!やはりお伝えしていませんでしたか!
込め方は実に簡単です!基本は手に力を入れどうしたいかイメージしながらやるのですが打ち粉の場合は治れと強く念じていただければ大丈夫です!」

『治れ〜治れ〜。』

心の底から治れ治れと念じる。

(口に出てるけど言わない方がいっか、)

と加州は見守る。

ポンポンポンポン、ポンポンポンポン

『出来た!!!』

傷は綺麗に治り服なども美しく戻っていた。

「へぇ、やるじゃん。」

『加州さん!こんのすけ!ありがとう!』

「加州さん、じゃなくて清光って呼んでよ。」

『え!?』
下の名前で男子を呼ぶなんて久しぶりで恥ずかしかったが
『…清光?』
と呼ぶと、彼は満足そうに

「ん、いい子。」

と、ポンっと頭に手を乗せて撫でてくれた。
ここに来て初めて誰かに優しくされて不安だった心が一気にほぐれた。









読み終えたら評価の方をして頂けたら嬉しいです!(o´艸`)

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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時

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