誰より優しいキミだから②【iwfk】 (ページ1)

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買い物ページ1

紫side

点滴が終わって抜いてもらわないといけないから照を起こす。

紫「照、ごめん点滴終わったから起きて」

黄「くぅん…」

紫「ごめんしんどいと思うけど少しだけ人間の姿になれる？
家に帰った方が何も気にせずゆっくり休めるでしょ？」

そう言うと照はなんとか頑張って人間の姿になってくれた。

まだかなりしんどいのかみんなが居ることには気づいていないようでもしみんながいることに気づいてパニックになったりしたら大変だからかえってよかったかもしれない。

看護師さんに点滴を抜いてもらい先生に軽く診てもらって帰れることになった。

俺じゃガタイのいい照を抱えるなんて出来るわけないから車椅子を借りて車まで移動。

車は事務所の社用車を康二が運転してくれる。

橙「照兄の家でええ？」

紫「ああ、よろしく」

照を支えるのに舘さんと目黒にも着いてきてもらって照の家へ移動する。

その間も照は熱が高いこともあってやっぱりしんどいらしくメンバーが居ることにも特に反応はない。

紫「ありがとう助かったよ」

照をベッドまで運んでもらい服も着替えさせて一段落。

青「照のためにも、んじゃ帰るわって言いたいとこだけどあとひと仕事するか」

紫「え？」

橙「ふっかさん分かっとる？
看病すんのになんもないやんか」

紫「あ…」

完全に忘れてた…。

男の一人暮らしに看病に必要なものがあるとも思えないし仮にあったとしてもどこにあるかなんかわかんねえ。

橙「俺らで買ってくるから」

赤「ついでに食材買ってきてご飯も作るね」

紫「何から何までありがとう…」

いやほんと感謝してもしきれない。

3人には頭が上がらないなと思いながらみんなが買い物に行くのを見送った。