約束の日 ページ20
緑side
不安なまま迎えた約束の日。
先輩を待たせるわけにはいかないから30分前には全員揃うようにした。
グループで集まるとやっぱり物足りなさを感じて苦しくなる。
佐久間の存在の大きさをまた痛感させられる。
三「おう、お前ら早いな」
しばらくして健くんが来た。
適当に注文して乾杯して、料理が揃ったところで健くんがいつものおちゃらけた感じとは違う真剣なトーンで話し始めた。
健くんの声で一気に和やかな空気からピンと張り詰めたような空気に変わる。
三「今日呼んだのは佐久間のことだよ。
佐久間のこと、事務所で聞いた」
まさか健くんの耳に入るなんて…。
三「頼まれたんだよ、お前らのこと。
めんどくさいことには首突っ込みたくないんだけど聞いちゃったもんは仕方ないし」
紫「頼まれた...?」
三「佐久間が居なくなって色々思ったりしてるだろうからって」
健くんの言葉にずっと抱えていた悔しさや悲しみが込み上げてきて泣きそうになるのを堪えて俯いてると不意に頭を撫でられた。
顔を上げると健くんが俺の頭に手を乗せて
三「大変だったな」
と一言。
健くんは俺らに怒ったりせずにただ優しい言葉をかけてくれた。
その優しさが佐久間が居なくなってボロボロになってた俺の心をすっと軽くしてくれた。
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湖蝶(プロフ) - 優月さん» 教えてくださりありがとうございます😭元々大毅でかいていたものを直してるため何度か名前や口調を確認しているものの直しきれていなかったようで…助かりました🙏 (2022年12月7日 17時) (レス) @page31 id: 9eabd6c192 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!「定番メニュー」の大介の名前が大毅になってるとこがあったのでこちらで書かせていただきました!これからも応援しています! (2022年12月7日 17時) (レス) @page31 id: c40eaafe2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湖蝶 | 作成日時:2022年12月6日 2時