甘えたいキミと甘やかしたい俺の話【mmkj】

態度 ページ40

橙side

目が覚めるとめめの腕の中やった。
たしか怒鳴り声が聞こえてきて、えっと…。




黒「康二、起きた？」




めめの声が聞こえて来たと思ったらすぐに誰かが近寄ってきた。

それが怖くてめめの腕の中で丸まると「大丈夫だよ」ってめめが言ってきたから恐る恐る顔を上げるとそこには心配そうに俺を見るメンバーたち。


え、待って？
今めめ俺のこと康二って呼んだよな？メンバーの前で？

パニックになって固まってると「康二？」と今度は佐久間くんに呼ばれた。




桃「えと、なんていうかびっくりしたけどうさぎでも人間でも康二は康二だよ？」


青「ほら、これやる」


黒「あ、康二くんにんじんは別に好きじゃないよ」


青「え？」


白「しょっぴー振られてるじゃん笑」




いつもと変わらないみんなの態度に安心してそれと同時にみんなの優しさに涙が出てきた。

めめの腕から抜け出して自分の服のところに行くとめめは理解して俺と俺の服をみんなから見えへんところに運んでくれた。




紫「康二？」




人間の姿になって服を着てみんなの前に行くと「康二ぃ！！」って佐久間くんが抱きついてきてくれた。




橙「みんな…」


白「寂しがり屋だとは思ってたけどまさかうさぎだったなんてね」


紫「うさぎの姿はあんなに可愛いのに」


橙「待てい、今のは聞き捨てならんでふっかさん！！」




自然といつものノリでいつもみたいに笑いあっててああ、やっぱりみんな最高やなって心から思った。

そのあともみんなといじったりいじられたりしながらわちゃわちゃして佐久間くんとじゃれてると不意に誰かに抱きしめられた。




黒「あんまみんなとばっかだと妬いちゃうな」


橙「め、めめ！？」


黒「康二は俺のものでしょ？」




唇に柔らかいものが触れる感触と童子にメンバーの叫び声が耳に聞こえた。


Fin.

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