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藍沢side
目を覚ますとぼんやりとした視界の中数人が覗き込んでいるのがわかった
だんだんはっきりしてくると名取と緋山と藤川だったことがわかった
起きて早々名取に「藍沢先生、大丈夫ですか、?」と聞かれ、「…あぁ、」とだけ答えて藤川と緋山がいたため謝ろうと思ったとき緋山が口を開いた
緋山「藍沢、ごめん。」
藤川「俺も、ごめん。」
「なんで、お前らが謝るんだ…」
緋山「だって私たち、藍沢の不調に気づけなかった。それは、私が白石と自分のことしか見えてなかったから…その上、藍沢の事を責めた。本当にごめん。」
藤川「俺も白石のことでいっぱいになってたところがあった。ごめん、お前ずっと家に帰らずに仕事してたのに気づいてやれなくて…」
「俺は自分で自分の不調を伝えなかった。だから俺が悪い。」
緋山「不調を伝えなかったんじゃなくて伝えられなかったんでしょ?」
藤川「白石が倒れて言いにくくなった。自分が迷惑をかけちゃいけないって」
「……なんで、分かる…」
名取「同期だから、?」
名取がそういうと緋山も藤川もうなずいた
緋山「名取がね、藍沢が出て行った後「何のために10年一緒にいるんですか、…?」って言ったの。だから、あんたとの10年思い出してみた。片っ端から。そしたら、いろいろ思い出した。一緒にいすぎて忘れてたけど、あんたは誰よりも責任感が強くて、仲間思いだったって…」
藤川「だから、自分の不調言わなかったんだろうなって、白石だけでも大変なのに自分が言ったらもっと大変になる。そうだろ、?」
その瞬間、俺の中で何かが崩れた
こいつらなら思ったことを全部言っても受け止めてくれる。そう思った
「白石が倒れて、藤川に「白石がいない分俺らが頑張らなきゃな、」って言われたときそれがプレッシャーだった、いつものように動ける自信がなかったから、」
藤川「悪かったな、辛い思いさせて….」
その瞬間、俺の視界がぐるぐる回りはじめた
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茜 - わたあめさん、リクエストします。藍沢先生が低体温症になる小説書いてください。あと、藍沢先生がネット民に叩かれて、統合失調症になるのもお願いします! (2020年6月6日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 面白かったです! わたし、こういう小説好きなので、また書いてくださいね。 (2020年6月6日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - ななさん、リクエストありがとうございます!作品が大好きと言っていただけて本当に嬉しいです!自分で書いてると不安しかないので…これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年3月26日 6時) (レス) id: 2eb53be325 (このIDを非表示/違反報告)
なな - わたあめさんの作品大好きなので楽しみに待ってます!後、難聴、目眩、頭痛はなるべく入れていただけると嬉しいです。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c38108b3ba (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエスト良いですか?藍沢先生が、何か(適当ですみません)ストレスが溜まってて難聴になったり、目眩が酷くなったり、頭痛がしたり(ストレスが原因なら、他に付け足してくださっても大丈夫です!)するお話がみてみたいです。よろしくお願いします。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c38108b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめ | 作成日時:2019年3月9日 9時