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藍沢side
緋山たちが出て行って俺はぼーっとしながら考えていた
マイコプラズマ肺炎は倦怠感があることは知っていたがこれほどひどいとは思わなかった
緋山と白石が話しているのも倦怠感がすごくてほぼほぼ聞いていなかった
いつもなら熱を出したりしていても仕事はしたいのだが、倦怠感がすごくてその気にもならなかった
厄介だな…
気づいたら俺は寝てしまっていた
藤川side
俺たちが藍沢の病室を出て行ってから2時間ほどたった
「そろそろ藍沢のとこ行こうぜ」
緋山「ごめん、書類が終わらないから行けない、」
白石「私も今日中に終わらせないといけないのがたくさんあるから…ごめんね、」
「じゃあしょうがないな、俺は行ってくるよ」
白石「お願い、」
あいつら、書類くらい余裕持ってやっとけよなー
なんて考えながら歩いていると脳裏にはるかが浮かんできてそのことを考えるのをやめた
はるかに逆らうなんて一生無理だからな…
いろいろ考えながら歩いていたら藍沢の病室の前にいた
軽くノックをして入ると藍沢は俺が入ってきた音で起きたらしい
藍沢「……ん、」
「悪い藍沢、起こしたな」
藍沢「いや、大丈夫…」
そう言う藍沢は顔を歪ませていて、
「藍沢、どうした?」
おかしいと思った俺は声をかけた
藍沢「……」
でも、やはり藍沢は癖なのか簡単には言おうとしない
「藍沢、緋山も言ってたけどもう、隠すなよ?お前は言うと俺らに迷惑をかけると思ってるかもしれないけど全然迷惑なんて思わないから、教えてくれないか?」
藍沢は簡単には答えない
だからこそ、俺が正直に言う必要がある、そう思った
藍沢「……腹が…痛い、」
ほら、俺が正直に言えば藍沢も正直にまっすぐ答えてくれるんだ、
「そっか、言ってくれてありがとな。多分タミフルの副作用だし、次からオゼックスだけにしよう、」
そういうと藍沢は頷いた
「何か欲しいものあるか、?取ってくる」
藍沢「……なにか抱えるもの、ゴホッ」
「じゃあクッションとか持ってくるな、温めるものいるか?」
藍沢「…いや、いらない」
「はいよ、」
それだけ返事をして藍沢に頼まれたクッションを持ちに向かった
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茜 - わたあめさん、リクエストします。藍沢先生が低体温症になる小説書いてください。あと、藍沢先生がネット民に叩かれて、統合失調症になるのもお願いします! (2020年6月6日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 面白かったです! わたし、こういう小説好きなので、また書いてくださいね。 (2020年6月6日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - ななさん、リクエストありがとうございます!作品が大好きと言っていただけて本当に嬉しいです!自分で書いてると不安しかないので…これからも頑張りますので、よろしくお願いします! (2019年3月26日 6時) (レス) id: 2eb53be325 (このIDを非表示/違反報告)
なな - わたあめさんの作品大好きなので楽しみに待ってます!後、難聴、目眩、頭痛はなるべく入れていただけると嬉しいです。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c38108b3ba (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエスト良いですか?藍沢先生が、何か(適当ですみません)ストレスが溜まってて難聴になったり、目眩が酷くなったり、頭痛がしたり(ストレスが原因なら、他に付け足してくださっても大丈夫です!)するお話がみてみたいです。よろしくお願いします。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c38108b3ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめ | 作成日時:2019年3月9日 9時