コード・ブルー 体調不良

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藍沢side

名取が毛布を持ってきてくれてそこからすぐ藤川たちは病室を出ていってしまった

病気になると人肌が恋しくなると聞くがどうやらそれは本当らしい、


俺らしくないから言えないけれど


藤川たちが家に来てくれたとき安心した

藤川たちが病室を出ていったとき少しだけ怖くなった

1人でインフルも乗り越えれないなんて情けないな

そんなことを考えながら目を閉じた






あれから何時間たっただろうか

俺はぱっと目が覚めたと同時に激しく咳き込んだ

「ゴホッゴホッゴホッっ、ゴホッゴホッゴホッ」

毎度のことだがやっぱり苦しいものは苦しい


胸のあたりの服を掴み、下を向いて必死に咳を止めようとする

すると、誰かの手が俺の背中をさすってくれていた

「っ、ゴホッゴホッゴホッ、…ゴホッゴホッ」


緋山「大丈夫、大丈夫、落ち着いて息しよう」

俺の背中を声をかけながらさすってくれていたのは緋山で、その声はこれまでにないほど温かかった




緋山side

藍沢を病室に運んでから1時間後、2人急患が運ばれてきた、

私が任された患者さんは処置が比較的簡単だったからすぐ終わった

「白石、終わったけどそっち手伝おうか、？」

白石「大丈夫、こっちももうすぐ終わる」

手伝おうとしたらもうすぐ終わるらしくもう人手はいらないらしい

どうしようかと考えていると

藤川「緋山、藍沢見に行ってやってくれねーか？あいつ俺らが家に行ったときひどい咳してたからさ」

藤川にそう言われて藍沢を見に行くことにした


なんで私が藤川の指示に従わなきゃならないのよ！

まあ、そんなことを思っても仕方ないか、


と思ってドアを開ければひどく咳き込んでいる藍沢

本当にじゃん…

驚いたけど、口には出さなかった

とりあえず、落ち着かせなきゃと思い、藍沢の背中に手を当て、さする


藍沢に一度こっちを見られて、手を払われるかと思ったけど、それどころか

落ち着いて息しよう

と言った途端、頑張って深呼吸をしようとしていた藍沢、


普段からこんなに素直だったらいいのにと思ってしまった


そこから、藤川や白石も来てその頃には藍沢の咳もだいぶ落ち着いていた

藤川「やっぱりか、」

藍沢「…緋山、ゴホッ…….悪かったゴホッ」

「いや、いいんだけど…」

白石「だけど、？」

「藍沢、あんたさ熱よりも関節痛よりも咳が一番辛いでしょ、？」



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