コード・ブルー 体調不良

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緋山side

白石が吐く

そう思ってとっさに袋を手に取り、白石に出す

間に合った…

と安心したのもつかの間で次は反対方向から藤川の声がした

どうやら次は冴島が限界だったようで

冴島も吐いていた

これでまた2人増えた…

でも、そんなことを言っていては仕方がないから
白石と冴島を空いている病室に移すことにした

「藍沢、藤川、雪村手伝って」

藤川「りょーかい、」

雪村「はい、」

「あれ、？藍沢は？」

雪村「さっきまでいましたよね、」

藤川「まあ、あいつも忙しいからな」

「そうね、あいつ仕事人間だったわw」


藍沢side

白石が嘔吐した

俺は朝から体調が良くなくて、吐き気に襲われていた

きっと、アレだ

その中でみた白石の嘔吐で、…

俺は耐えられなくなってトイレに駆け込んだ

「ゲホッゴホッ…ガハッうっ、ゲホッ」

横峯、灰谷、名取、白石が倒れた今、俺が倒れちゃいけない

もう少し、休憩してから行こう、

そう決めた



それから5分くらいたって、ようやく動けるくらいまでにはなったため、トイレを出た

すると、新海が反対側から歩いてきた

新海「おう、藍沢、ちょうど今お前に書類届けに行こうと思ってたんだ」

「悪い、わざわざ」

新海「気にすんなって、だって今救命大変なんだろ？感染性胃腸炎？だっけ、」

「あぁ、フェロー3人と白石がなった」

新海「えっ、白石先生も？たいへんだなぁー……ってお前、顔色悪くないか？」

「‼…いや、大丈夫だ…救命でやらなければいけない書類があるからもう行く」

と言って、俺は救命に向かって歩き出した

新海が おい待てよ って言っているが、あのまま新海といればバレる気がしたから、



救命の医局に戻れば次々に声をかけられた

藤川「おう、藍沢！何やってたんだ？」

緋山「あんたまさか逃げ出した？w」

「そんなわけないだろ…ちょっと脳外から呼び出されただけだ」

緋山「ふーん、ならいいけど」

藤川「まあまあ、仕事しよーぜ、白石とはるかの分もあって大変なんだから、」

ここで冴島がいないことに気づいた

「…冴島は？」

藤川「お前知らないのか？はるかも倒れたんだよ。体調悪いの隠してたみたいでさぁー、白石の見て連鎖反応だよ、」

「……そうか、」

冴島も倒れたのか…

なら余計に俺が倒れるわけには行かない

と心に決めて書類仕事に取り掛かった




しかし、腹痛と吐き気のせいか集中力が続かず、何度も手が止まっていた

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