コード・ブルー 体調不良

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白石side

もうすぐヘリが戻ってくる、そう聞いて

ヘリポートに向かう

え、雨降ってたっけ？

そんなことを考えているとヘリが着陸してきた

開けたドアから見えたのは

心配そうにしている名取先生と雪村さん、ストレッチャーに横になっている患者さん、それと袋を持って必死に吐き気と戦っている藍沢先生だった

名取「白石先生、すいません。俺、何もできなくて…」

「大丈夫よ、名取先生と雪村さん、緋山先生はそのまま患者さんについて、私と藤川先生と冴島さんは藍沢先生につくわ、」

みんな「はい、」

そう言ってみんなが私の指示通りに動く

私もスタッフリーダーとして成長できたかな、？

いやそうじゃなくて、今は藍沢先生に集中、

藤川「藍沢、わかるか、？」

藍沢「……」

「話さなくてもいいから、わかるなら少しでもいいから頷いて、？」

藍沢「……コクッ」

藤川「よし、わかるな…移動、できるか？」

多分、この状態じゃ無理よね、

「藤川先生、ここでそのまま治療しよう、」

藤川「そうだな、」

結局、移動できる状態になるまでヘリの中で、できる範囲内のことをやることにした、

とは言ったものの症状がわからないから、何をしていいのかもわからないわけで…

「藍沢先生、辛いと思うけど、症状が私たちにわかるように教えてくれる、？」

そういうと藍沢先生はあまり力が入っていないような右手を頭に持っていった

藤川「頭がいたいのか？」

藍沢「……コクッ」

冴島「偏頭痛…」

冴島さんがボソッとつぶやいた

「そうかもね、」

と2人で顔を見合わせる

「藍沢先生、偏頭痛持ち？」

藍沢「……コクッ」

「そっか、…」

藤川「はるか、鎮痛剤持ってきて、」

冴島「はい、」

その間にある程度持ってきた器具を使って治療する

「藍沢先生、SpO2計らせてね」

藤川「値は、？」

「94、ちょっと低いわね」

藤川「吐き気おさまったら酸素入れるか、」

「そうね。」

冴島「持ってきました、」

藤川「おう、サンキュ。藍沢、鎮痛剤入れるぞ」

私たちが治療している間、藍沢先生はずっと辛そうだった




そこから藍沢先生の吐き気がおさまったのは数分後で、少しは話せるようになった

藍沢「…わ、るい。少し、おさ、まった」

「無理に話さなくていいよ、じゃあ移動しようか」

藤川「はるか、ベッド空いてる？」

冴島「はい、さっき確認しました」

「そこに行こう、」

藍沢先生を車椅子に乗せて、病室に向かった

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