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…
ヤスが怒ってるように見えたのはほんの一瞬で、
中庭に抜けてきた時にはもう笑ってたから安心したわ。
にしても、このオムライス美味すぎ
大「もっと食べれそう。」
安「ちゃんと節約せなあかんよ。」
大「…セツヤク?」
セツヤクって何?
野球のチーム?
いいや、よぉわからんし。
安「そろそろ戻ろ?」
大「うん。」
ちゃんとゴミはゴミ箱に捨てて教室に帰る。
教室に入るともう既にほとんどの人が自分の席に座ってた。
あ、さっきの、えっと……
大「Aちゃん……」
『?あ、大倉くんおかえり』
大「ただいま、さっきはありがとう」
『ううん、全然。どう?美味しかった?』
大「うん、次は大盛りにする」
『食べ盛りだねぇ』
2人でちょっとだけ会話する。
チャイムがなって授業が始まる。
大「…」
ご飯食べたら眠くなるな……
太陽に照らされて心地いい室温の中。
ふと、今朝のヤスとの会話を思い出す。
安【お金しかない様なやつとか、ヤンキーとかどうしようもないアホ野郎と同じ部屋やで?】
ちゃんと先生の話聞かな……
ふと、後方の席のヤスを見ると真剣な顔して真面目にノートを取っている。
教科書見たり付箋貼ったり忙しそう。
俺も頑張らな……
目立たないように深呼吸して、机に向かう。
でも
あかん、寝そう……
…
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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時