『銀魂』姉として家族として…２ (ページ26)

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高杉晋助ページ26

提督の部屋にて

「タカスギシンスケ?」

阿呆「知らぬか以前我らと盟約を交わした

　鬼兵隊なる武装集団の首領よ」

「もしかして地球の?」

阿呆「侍といったか開国の折刀一本で抵抗したという蛮族どもの生き残りと聞いたが」

「へぇ～アホ…じゃない阿呆提督に名を覚えてもらっているなんてたいした御人なんでしょうね」

阿呆「互いに利害が一致する範囲の働きの男であるが実に使える男

今や地球の江戸における春雨の実働部隊は奴等といってもさしつかえあるまい
今回あの女狐を狩ってきたのも奴等の働きだ」

「ふ〜ん」

阿呆「しかし少々気になることがあってな

きけば奴等江戸の政府を打倒せんとするテロリストというではないか

にも関わらず我らが中央と密約を交わそうと江戸へ密航した折は
自ら政府の犬どもを引きつける役を買って出た

幕府との関係を結んだ今においても我等は我等との盟約をつないだままでいる
仇敵と手を結ぶ我等と何故協力関係を結んだままでいるか

そなたにわかるか」

「そりゃ簡単な話でしょアホ…阿呆提督

元々あっちもこっちも相手を利用する関係なんですから
春雨を利用し幕府に接近し一気に中央を叩くつもりなんでしょう」

阿呆「え!?そうなの!?いやっ…その通りだ」

絶対知らなかっただろ

阿呆「…アイツらそんな大それた事を…いやっワシも気づいてたからね!!

やっやっぱりそうであったかくっそう」

「ようやく豊潤な土地豊富な資源をもつ
宇宙の宝石を食いあさる権利をわけてもらったのに

商売あがったりですね

まぁその高杉とやらが天導衆を敵に回して勝てるとは思いませんが
うちのメンツは丸つぶれになるのは間違いないでしょう」

阿呆「そっ…そんな事になれば元老院からお叱りを受けるのはワシではないか」

「そうですねまぁ頑張ってください

ごちそうさまでした!!」

阿呆「まっ待たぬかA!なんのために貴様を呼んだと思うておる…」

「ゴハン奢ってくれるんじゃないんですか?」

阿呆「違うわ!

貴様ら第七師団は組織の清掃調整を行うのも仕事のうちであろうが」

「つまりどうしろと」

阿呆「使い終わった道具を片付けよ」

私は提督の部屋を出た