『銀魂』姉として家族として…２ (ページ11)

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旨くない酒ページ11

鳳仙「貴様………誰だ」

？「なぁにただの女好きだ」

晴太「ぎっ…銀さァァァん!」

銀さん?「なぁにしてんだアホンだら俺はいいからさっさと行け」

晴太「…でも行ってもいいの?オイラみたいな汚いガキがあんなきれいな人母ちゃんって呼んでもいいの」

銀さん?「さんざんぬかしといて何言ってんだテメーは
　呼んでやれ
　腹にそこから母ちゃんってよ」

晴太「…か…母ちゃ」

日輪「いいのかい血も繋がってないのに
　こんな薄汚れた女を母ちゃんなんて呼んでも」

晴太「…母ちゃ…ん」

日輪「…いいのかい今まで…アンタに何もしてやれなかった私を…母ちゃんなんて呼んでも」

晴太「…母ちゃん」

日輪「いいのかい私なんかが母ちゃんになっても」

晴太「母ちゃんんんんん!!」

日輪「晴太ァァァァァ!!」
晴太「母ちゃんんんんん!」

こりゃ感動の再開だ

それより…

「アレは…あの時いた…生きてたんだ…感動の再開中すまない晴太くんあの男の名前は?」

晴太「坂田銀時だよ」

「ふーんありがと……お母さんと仲良くネ」

鳳仙「…そうか貴様が童の雇った老人
　わしの吉原を好き勝手やってくれたのはおぬしかやってくれたではないか」

銀時「好き勝手冗談よせよ俺ァ女一人も買っちゃいねーよ」

鳳仙「そうかならばこれから酒宴を用意してやる血の宴をな」

銀時「過分な心遣いありがたいがそいつは遠慮するぜ

　ジジイのV字の生え際見ながら酒飲んでも何にも旨かねぇ
　こんな所で酒のんだって何にも旨かねぇ

　男の極楽吉原桃源郷

　確かに大したもんだよくもまァこれだけあちらこちらの別嬪さん集めてきたもんだ

　だがどれだけ遊女を集めようがどんだけ美酒を用意しようが
　俺ァテメーの吉原で酒なんざ一滴足りとも飲まねぇ
　鎖で繋がれた女から酒なんて注がれても

　何にも旨かねーんだよ

　泣きながら酒なんて注がれても

　何にも旨かねーんだよ」