紫side ページ38
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崇裕side
あれからずっと迷ってて。どこにいても考えてまう。
結局盲学校の見学も断固拒否で。
ぼくは「見」学はできないから、って。
数ヶ月前に買ってやったランドセルを見つめながら考える。
おれはこうやったら過ごしやすいかな、って想像することはできても、結局当事者ではないから、実際智洋に体験してもらって決めたいねんけどな、、
ランドセルを買ってやった時、嬉しそうにランドセルをペタペタ触って、
「たかくん、ありがとう」ってニコニコやった智洋。
そんなことを思い返して、ほんまは小学校に通えること楽しみにしたいんやろうな〜とか、あのニコニコ笑顔で楽しそうに小学校に通うともを見たいな〜なんて考えて。
そのためには、、、俺はどうしてあげたらいいんやろう、
智「たかくん、、」
崇「ん〜？どうしたん？」
智「たかくん、ぼく、、たいへんっ？」
不安そうに俺の腕に触れる智洋を抱っこする。
崇「っしょ、どうしたん？大変ちゃうよ。」
智「うそ、たかくんのこえ、つかれたぁ、のこえしてる。」
目の見えない智洋は声のトーンやため息で俺の気持ちを読み取る。
崇「そっかぁ、ごめんな、にぃちゃんな、」
智「ぼく、がっこういかないからっ、」
崇「えっ？」
智「ぼく、がっこういかないっ、」
崇「あ、ちょ、」
俺の抱っこを無理矢理振り払って、ものを伝って、ランドセルのある場所へ行った智洋。
智「がっこういかないっ、！ぼくっ、、こんなものっ、いらないっ！！」
ﾊﾞｰﾝ
ランドセルをはたいて倒した。
それは注意せなあかん。
崇「ともひろっ！！！！」
智「ﾋﾞｸｯ」
崇「にぃちゃんが頑張って働いたお金で買ってあげたランドセル、なんでそんなことした？」
智「ぼくっ、たいへん、やからっ、ぼくっ、ぼくっ、、！」
焦ったような顔をして涙を流す智洋を見て、ふと我にかえる。
衝動的に声を荒げたらあかんかった。
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みみりん(プロフ) - 夜分にすみません。あの7色家族シリーズで双子ちゃんが誕生するシリーズをお願い出来ますか?? (2022年5月2日 0時) (
レス) id: de8dddd2e9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - 完成を楽しみにお待ちしております。 (2022年4月9日 20時) (レス) id: de8dddd2e9 (このIDを非表示/違反報告)
みさらし団子べりー。(プロフ) - みみりんさん» みみりん様コメントありがとうございます(*^^*) いいですね！！少々お時間いただくかもしれないんですが、必ず書かせていただきます！！ (2022年4月9日 19時) (レス) id: 399d3ef5b1 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - あの7色の家族シリーズお願い出来ますか。双子達が0歳から3歳迄の生活シリーズお願い出来ますか?? (2022年4月8日 1時) (レス) id: de8dddd2e9 (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - みさらし団子べりー。さん» お話読みました！仲直りするために家族総出でお迎えしたところがとってもホッコリしました。素敵なお話にしてくださりありがとうございました！ (2021年8月28日 11時) (レス) id: c91db0c6d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みさらし団子べりー。 | 作成日時：2021年7月30日 1時
