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私は何故か、打倒当真さんカゲを掲げ、太刀川隊隊室でゲームをしている。柚宇先輩が基本操作と、とりあえずね〜と少しだけ技を教えてくれた
「あっ!なんですか!?これ!」
太刀川「…春原、おまえ確かにやべーな」
国近「うん…唯我でももうちょっとできるよ?」
「ちょっと、諦めないで先輩たち!」
こりゃあ当真の言う通りだ、と納得する太刀川さん。
少し前にカゲに「ちゃんと教えてくれればできる」と言ったけど、コンピューター相手にも苦戦する自分に、ちょっと引いた
太刀川「ぅおーい、ちょっとくらい出来るやつじゃないと倒し甲斐がないだろうが、真面目にやれ春原〜」
「あっ!もしかして最初から倒しまくるつもりでした!?ひどい!」
後ろでクククと笑っている出水。おいお前あとで覚えとけよ!
「ちょい貸してみ」と太刀川さんが私のコントローラーを取る
「うわっ吹っ飛んだ!」
中々倒せなかったコンピューターが太刀川さんの技で吹っ飛んでった。正直今太刀川さんが何をしたのかはわからなかった
「太刀川さんってゲームも出来るんですね…ステータス戦闘面全振りだと思ってました」
太刀川「…おまえはマジでルックスに全部持ってかれてんだなー」
「そんなことないですけど!」
太刀川「まあ少なくとも頭と性格には振り分けられてないだろ〜」
「それ太刀川さんに言われたくないですけど!?」
はっはっは、と笑っている自分だって大概な太刀川さんの腕をポコポコ殴っていると、後ろで見てた唯我に止められる
柚宇先輩が、実戦から学ぶのが1番かもね〜とゲームのメニュー操作をしているタイミングで、さっきから気になっていた事を言う
「てか太刀川さんってヒゲ伸ばしてるんですか?」
太刀川「あーこれな、普通に一昨日から剃ってないだけだ」
「へーやっぱ生えてくるもんなんですね」
ヒゲが生えている太刀川さんはなんだか少しだけ大人っぽく見えた。まあ剃ってない理由はレポートがやばくて剃る時間も惜しかったっていうなんともアレな理由だったけど…
国近「ジョリジョリだねえ」
「でもヒゲ生えてた方がなんか頭良さそうですよ!」
国近「確かに〜」
太刀川「マジか!」
*
太刀川隊にツッコミはいなかった
*
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迅「あれ?太刀川さん、今日は剃ってないの?」
太刀川「ん?いや、ヒゲありの方が頭良さそうって言われたからな!」
風間「…お前がそれでいいならいいが」
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作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時