22.一緒に遠征に行きたい ページ23
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「遠征選抜試験の日程?」
北添「うん、メールで来てるよ〜あと参加者事前アンケートだって」
「え、あれ?遠征選抜って2位以上じゃなかった?」
北添「B級から何名かって通達来てたし、B級には試験があるのかもね」
「まじでか!ユズルっ!良かったねえ〜」
ユズルが雨取ちゃんを守るために遠征選抜を目指して、同時に私達の目標になった
嬉しくて思わずぎゅっと抱きしめてユズルをよしよしする私
絵馬「ちょっと、やめ…」
「ヒカリー!起きて!遠征選抜試験受けれるらしい!」
仁礼「んあー?」
ぐうたらしていたヒカリにも伝えると、ヒカリもこっちにやってきて、ユズルの髪の毛をわしゃわしゃ。
そこにゾエさんも混ざって、されるがままのユズルが可愛い
仁礼「よかったな!ちゃ〜んと、一緒に行きたい人に書いとけよー」
絵馬「ニヤニヤしないでよ」
「雨取ちゃんに誰を選んだか、あとで聞いてこ、っ!痛…」
おせっかいが発動してすこん、とユズルの激痛チョップを受けた。
「もー…聞くだけじゃん」
北添「ハルちゃんは絶対、ユズルのこと選んだ!?って聞くでしょ」
絵馬「本当にやめて」
「…わかりました」
ユズルがものすごいジト目で言ってきたので、やめる。しばらく口聞いてくれなくなりそう
仁礼「誰にすっかなー」
北添「やっぱり仲が良い人がいいなぁ、ポジションとかも考えたほうがいいかな?」
3人が画面と向き合って悩んでいる中、私は鋼さんと個人ランク戦に向かってたカゲに電話する
影浦「なんだよ」
「遠征選抜試験の、みた!?」
影浦「あー今見てる」
良かったね!カゲも一肌脱いでたし〜とニヤけながら揶揄うように言う私に、うるせーな!とカゲの声。きっとカゲも内心ホッとしてる思う。
「あ、私の事選んだ?」
影浦「選んでねえ」
「えっ、ひど!カゲは私がいなくてもいいの!?」
村上「自分の隊からは選べないからな」
「鋼さん!え、そうなの?」
スピーカーにしてるのか鋼さんの声も聞こえた
ヒカリ達に確認すると、らしいね、とその文章が書いてある画面を見せてくれた
「なんだ〜私を選ばないって何!って思ったけど、そういうことね」
村上「すごい自信だな」
影浦「調子乗んな」
*
調子が良すぎる幼馴染
*
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村上「まあカゲも、自分の隊以外でってオレが言うまでは春原のこと選んでたけどな」
「も〜カゲったらー!」
影浦「うぜぇ…」
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作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時